2021年8月~11月の作品
採泥鉢

 作者 高島さん (女性)

黒粘土に赤土を加え、ロクロ成形します。
高台を削り中の三角部分を紙で張り付け止めます
外部分は線で分割し、色泥で彩色します。
素焼きし三角部分に緑マット釉を掛け、色泥部分には
薄く、艶消しの灰透明釉掛けます。
1265度の酸化焼成します。

(コメント)

色んな泥で彩色されて楽しい雰囲気が出ています
紫の色泥が入ってるのでエキゾチックな感じも受けます


作者  長谷川さん (男性)

唐津赤土を使いロクロ成形します。
高台を削り四方にカットし、半分は黒粘土と半磁土を
混ぜたグレーを、もう片方には萩化粧します。
乾燥後素焼きし残っている土の部分は撥水剤で止め
全体に1号石灰釉を掛け還元焼成します。

(コメント)

萩化粧の部分に変化がでます。
焼き締め部分の土色が良い感じで効果的です。
萩化粧掛分皿
   
青磁小鉢

 作者 山本 さん(女性)

半磁土を使いロクロ成形します。
高台を削り、縁部分をカットし、乾燥後素焼きします。
青磁釉を浸し掛け1268度の還元焼成します。

(コメント)

小鉢の縁にカットを入れ、全体に青磁釉でたm淡麗に
仕上げた組小鉢です
大きさも丁度良く、重ねての収納も場所を取らず
良い感じです。
 


作者  家入さん (女性)

磁器土を使いロクロ成形し、 高台を削り、乾燥後
素焼きします。
和紙を大根の丸い部分の形に切り、皿の上に置き
呉須を筆につけ滲ませます、同じように三枚の葉の
部分も描き入れます。
全体に土灰釉を掛け1268度の還元焼成します。


(コメント)

大根の実の部分と葉の色を、呉須の濃淡で変えて
表現しています。

和紙染大根文皿
灰釉壺


 作者  桝谷さん (男性

古信楽の粘土に赤土を少し加えロクロ成形します。
高台を削り乾燥させすやきします。
壺内側に灰釉を入れ、外側にはスプレーで緋色釉を
うす掛けし、上部は灰釉を少し流れのある位濃く掛け
1268度の還元焼成します。

(コメント)


灰釉の流れが先端で溜まり玉状になります。
木のマキを入れて焼く窯で焼成すると自然に灰が被り
ビードロ模様になるのですが、ガス窯ではそれなりに
工夫して雰囲気を出します。


作者 長谷川さん(男性)

磁土を使いロクロ成形で丸く成形し、少し乾燥後
キゴテを使い変形します。
高台を削り、乾燥させ素焼きします、青磁マット釉を
浸し掛けし1268度の還元焼成します。
(コメント)

輪花の形と艶消しの青磁の淡青の色合いが奇麗です。
青磁マット釉輪花鉢
 
ランプシェード

 作者
  中野さん  (女性)

半磁土を使いドーム型にロクロ成形します。
底部分は抜き、全体の形を削り厚みを調整します。
木の葉が重なった様に描き入れ空白部分を切り抜き
ます。
重なった葉が、立体的になるように凹凸を付けます
素焼き後、全体に土灰釉を掛けスプレーで青磁釉を
吹き付けます。
1268度の還元焼成します。

(コメント)


木のは葉重なりドームを作っています。
細部まで丁寧に作られています。


作者 神澤さん (男性)

赤土使いロクロ成形します。
高台を削ってから、和紙を丸・五角形に切り水で
貼り付けます。
全体に刷毛で黒化粧を塗り、乾燥させはがします
素焼き後、抜いた部分の何か所ををマスキングテープ
囲い、色んな釉薬を塗ります。
灰系の艶消し釉をスプレーで薄掛けし1265度の
酸化焼成します。
(コメント)

黒泥と素地の赤土の対比が良く、幾何模様の中に
配色された色が楽しいです。
黒地幾何文壺
志野椿文鉢

 作者 高嶋 さん(女性)

志野粘土を使いロクロ成形します。
高台を削り縁に切り込みを入れます、和紙を椿の
花形に切り水で張り付けます。
全体に鬼板に志野粘土を加えた化粧泥を刷毛塗
します。
素焼き後、抜いた花部分に鉄で芯を描き入れます
葉の部分は撥水剤で塗り、全体に志野釉を薄掛けし
1268度の還元焼成します。

(コメント)

写真では分かりにくいですが、葉の部分は鬼板の
化粧泥が黒く出ています。
化粧泥の志野粘土がもう少し多くても良かったと思います。


作者 下津さん(女性)

赤土を使い厚めにロクロ成形し、本体と受け皿を作ります。
乾燥後高台を削り、 6分割にカットします。
素焼き後、乳白青釉を掛け1268度の還元焼成します。


(コメント)

少し釉薬が厚掛けになって流れましたが、流れた感じが
逆に作品の良さになっています。
面取り植木鉢